【フェルミ推定】日本のコワーキングスペース数を推定する【解法プロセス全公開】
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「日本のコワーキングスペースは何か所あるか」は、リモートワーク普及という2020年代の社会変化を背景に持つ現代的なフェルミ推定です。在宅勤務者の「外出需要」と1スペースの収容能力から積み上げる需要型アプローチと、市区町村数から地域密度で推計するエリア型アプローチの2軸で考えると整理しやすいです。
アプローチ選択:定義を先に固める
「コワーキングスペース」には複数の形態が含まれます。
| タイプ | 特徴 | 主な利用者 |
|---|---|---|
| 専業コワーキング型 | 会員制・共有デスク・個室・会議室を提供 | フリーランス・スタートアップ |
| カフェ併設型 | 通常のカフェにコワーキングエリアが付帯 | リモートワーカー・学生 |
| シェアオフィス型 | 個室・専有スペース中心・月額固定 | 中小企業・スタートアップ |
| 公共施設型 | 図書館・公民館内の無料ワークスペース | 一般市民 |
今回は「有料の専業コワーキング型+シェアオフィス型」を対象に推計します。
Step1:利用者数(需要)の推計
⚠️ 教育目的の推計例です。実際の数値とは異なります。
| 利用者タイプ | 推計人口 | 週間利用日数 | 月間延べ利用人日 |
|---|---|---|---|
| フリーランス(コワーキングをメイン拠点) | 約100万人 | 3日 | 1,300万人日 |
| リモートワーカー(週1〜2回外出) | 約400万人 | 1.5日 | 2,600万人日 |
| スタートアップ・副業者 | 約100万人 | 2日 | 867万人日 |
| 合計 | 約600万人 | — | 約4,767万人日/月 |
年換算:4,767万人日 × 12ヶ月 ≒ 約5.7億人日/年
Step2:1スペースあたり年間収容人日
| 項目 | 仮定値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 1スペースの席数 | 30席 | 都市型コワーキングの標準規模 |
| 1日の稼働時間 | 10時間 | 9時〜20時(月〜土) |
| 実稼働率 | 50% | 平日と休日・時間帯差を考慮 |
| 1日の収容人数(実績) | 15人 | 30席 × 50% |
| 年間営業日数 | 300日 | 年末年始・祝日休業を差し引き |
| 年間収容人日 | 4,500人日 | 15人 × 300日 |
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Step3:推計値の計算
推計値:5.7億人日 ÷ 4,500人日 ≒ 約12.7万か所(≒ 約12〜13万か所)
ただし、この数値はカフェ・図書館も含む広義の「作業できる場所」に近くなってしまいます。利用者の重複(複数スペースを使い回す人)や稼働率の見直しを行うと:
- 稼働率70%に修正:5.7億 ÷ 6,300人日 ≒ 約9万か所
- リモートワーカーの実際の外出率を週1回程度に下方修正:約6〜8万か所
推計レンジ:5,000〜1万か所(専業コワーキング限定)
参考値との比較と考察
国土交通省や各種民間調査によると、日本のコワーキングスペース数は約5,000〜7,000か所(2022〜2023年時点、有料・専業型)とされています。シェアオフィス含む広義では1万か所超という調査もあります。
本推計の専業限定レンジ(5,000〜1万か所)は実態と近い水準です。
業界トレンド:
- コロナ禍(2020〜21年)でリモートワーク定着 → コワーキング需要が急増
- 大手不動産会社(三菱地所・三井不動産等)がシェアオフィス市場に参入・拡大
- 郊外・地方都市への展開が加速(テレワーク地方移住と連動)
- 一方、オフィス回帰傾向で大都市の稼働率が改善せず閉店するスペースも
面接での差別化ポイント
- コロナ禍を「市場拡大の転換点」と明確に位置付ける:「2020年以前は数千か所規模だったが、テレワーク定着により急速に拡大した新興市場」と時系列で述べると理解の深さが伝わる
- 不動産とサービスの融合を指摘:コワーキングは「場所の貸出」だけでなく「コミュニティ形成・事業交流」という付加価値が差別化要因になっていると述べると洞察が深まる
- WeWorkの事例に触れる:WeWorkの急拡大と経営危機(2023年破産申請)は「シェアオフィスのビジネスモデルの持続可能性」を示す教訓として面接で言及できる(ただし競合他社へのネガティブ表現は避けること)
よくある質問
コワーキングとシェアオフィスはどう違いますか?
コワーキングは共有の作業スペースで異なる職種・会社の人が同じ空間で働くスタイル、シェアオフィスは個別の区画(個室・専有エリア)を複数の企業・個人が共同利用する形態です。フェルミ推定では両者の中間形態も多いため、「有料で作業スペースを提供する施設全般」と広めに定義することが多いです。
フリーランスの人口はどう推計しますか?
内閣府や民間調査では日本のフリーランス人口は300〜500万人(広義で1,000万人超という調査もある)とされています。ただし本業フリーランスと副業フリーランスで利用頻度が大きく異なるため、「毎日コワーキングを使う本業フリーランス」を100〜200万人と狭く定義するのが現実的です。
地方にコワーキングスペースはどれくらいありますか?
東京・大阪などの大都市に全体の50〜60%が集中しているとされます。残りを地方都市・郊外に分配すると、地方の市町村あたり1〜2施設程度という密度になります。政府の地方創生・テレワーク政策により地方のコワーキングへの補助金・誘致が進んでいるため、今後は地方の比率が上がる可能性があります。
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