フレームワーク決定木意思決定

決定木 演習問題【Go/No-Go判断・2段階意思決定】

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決定木(デシジョンツリー)は不確実性のある意思決定を「分岐+確率+期待値」で構造化するフレームワークです。ケース面接では「新規事業のGo/No-Go判断」「投資判断」を問われる場面で頻出します。本記事では2つの演習問題で決定木の使い方を解説します。

TL;DR(3行まとめ)

  • 決定木は「決定ノード(四角)」「機会ノード(円)」を組み合わせて意思決定を構造化
  • 各シナリオの確率×インパクトを掛け合わせて期待値を算出
  • 選択肢比較の根拠が定量で示せ、感度分析でロバストネスを検証できる

決定木の基本構造

記号 意味
決定ノード(□)意思決定者の選択肢分岐
機会ノード(○)確率的に分岐する結果
終端ノード(△)最終的な利得/損失

期待値(EV)=Σ(確率×利得)で各選択肢を比較。最大EVの選択肢を選ぶのが基本です。

演習1:新製品投入のGo/No-Go判断

【問題】新製品開発に20億円の投資が必要。成功確率60%で利益80億円、失敗確率40%で損失15億円。投資すべきか?

期待値計算

  • 投資する:0.6×80+0.4×(-15)=48-6=+42億円(初期投資差し引き後22億円)
  • 投資しない:0円

期待値ベースでは投資推奨。ただし「最悪シナリオ-35億円」の許容可能性も確認が必要です。

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演習2:2段階意思決定(試作→本格量産)

【問題】試作(5億円)で市場反応を確認後、本格量産(30億円)を判断。試作好反応70%・悪反応30%。好反応後の量産成功率80%(利益100億円)/失敗20%(損失20億円)。

2段階の期待値

  • 試作好反応→量産:0.8×100+0.2×(-20)=76億円
  • 量産投資30億円控除:+46億円
  • 試作好反応の確率0.7×46=32.2億円
  • 試作費用5億円控除:+27.2億円

2段階構造により、悪反応時の損失を試作費5億円に限定できる「リアル・オプション」効果が示されます。

Key Takeaways

  • 決定木は期待値ベースで選択肢を比較する定量フレーム
  • 2段階以上の意思決定では「リアル・オプション」効果が見える
  • 感度分析で確率変動への耐性を検証する
  • 期待値だけでなく「最悪シナリオの許容性」も同時評価
  • 面接では「数式で説明できる構造化能力」と「定性論点の補足」の両立が評価される

よくある質問

Q

確率はどう設定すればよいですか?

A

過去事例・業界統計・専門家見解から推定します。面接では「業界一般値で60%」のように仮定の根拠を明示すれば十分です。

Q

決定木の限界は?

A

①確率設定の主観性、②複数結果の連鎖が複雑、③感情・戦略要素が反映されにくい、の3点です。期待値だけで判断せず、定性要素も併記が重要です。

Q

ケース面接でどう活用しますか?

A

「Go/No-Go判断」「投資判断」「ピボット判断」等で活用。「期待値ベースで〇〇推奨、ただし最悪シナリオの許容性も検証必要」のように定量+定性で結論を述べると評価が伸びます。

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