【フェルミ推定】日本の美容院は何軒か?【年間来店回数からの逆算プロセス全解説】
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⚠️ 本記事の推計は教育目的の参考推計です。実際の美容院数とは異なります。思考プロセスの学習を目的としています。
「日本の美容院は何軒あるか?」は、需要側(利用頻度・人口)と供給側(席数・稼働率)の双方から推計できるフェルミ推定の代表問題です。本記事では需要側からのフロー型アプローチで全プロセスを解説します。
分解方針:年間総来店回数から逆算するフロー型
美容院数を推計するには「美容院を訪れる総回数(需要)」を「1美容院が1年間に対応できる件数(供給)」で割る方法が用いられます。今回は年間総来店回数 ÷ 1美容院の年間処理件数というフロー型で推計します。
推計式
美容院数 ≒ 年間総来店回数 ÷ 1美容院の年間処理件数
Step 1:年間総来店回数の推計
対象人口と利用率
日本の人口は約1.2億人とされています。美容院を利用するのは主に女性と若〜中年の男性と仮定します。全人口の約80%(9,600万人)が美容院を利用するとします(高齢男性は床屋・自宅利用が多い)。
1人あたりの年間利用回数
女性は平均5〜6回/年、男性は3〜4回/年と仮定します。女性が6割(5,760万人×5.5回)、男性が4割(3,840万人×3.5回)とすると、加重平均で約4.8回/年となります。
年間総来店回数の計算
9,600万人 × 4.8回/年 = 約4.6億回/年
Step 2:1美容院の年間処理件数の推計
1美容院の処理能力の推計
1美容院1日の処理件数:3席 × 6時間 × 0.75件/時 ≒ 13.5件 ≒ 約14件/日
年間処理件数:14件 × 300日(定休日考慮) = 約4,200件/年
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Step 3:推計値の計算
美容院数の推計
年間総来店回数 ÷ 1美容院の年間処理件数
= 4.6億回 ÷ 4,200件
= 約110,000軒
サニティチェック(地域密度アプローチ)
日本の市区町村数は約1,700。商業地・住宅地が混在する地域では1km²あたり5〜10件の美容院が立地するとされています。都市部・郊外・農村部を加重平均すると1市区町村あたり約60〜80件と仮定すると、1,700 × 70 = 約119,000軒。フロー型の推計と近い値となります。
結論と面接での発表例
発表例
「日本の美容院利用者を人口の80%の約9,600万人、年間平均4.8回利用と仮定すると総来店回数は約4.6億回です。1美容院が3席・稼働率60%で年間4,200件処理するとすると、約11万軒と推計されます。地域密度からのクロスチェックでも約12万軒となり概ね整合しています。」
参考:厚生労働省の統計では日本の美容所(美容院)は274,070施設(令和5年度:約27.4万軒)とされています。今回の推計はアシスタントスタッフや同時進行施術(カラー塗布中に別の席をケアする等)を考慮していないため過少推計になる傾向があります。思考プロセスの評価が主目的であるフェルミ推定では、仮定を明示し論理構造を丁寧に示す姿勢が重要とされています。
よくある質問
床屋(理容院)と美容院を分けて考えるべきですか?
より精度を高めたい場合は分けることが推奨されます。「今回は美容院のみに絞り、理容院は別途推計が必要」と定義を明示することで思考の明確さが評価されるとされています。面接では定義の明示自体が加点ポイントとなる場合があります。
稼働率60%は高すぎますか?低すぎますか?
土日のピーク帯は満席に近い一方、平日の昼間は空席が目立つ店舗が多いとされています。年間平均では50〜65%程度が妥当と考えられており、60%は合理的な仮定とされています。感度分析として「50%なら〜軒、70%なら〜軒」と言及することも有効です。
1件あたりの施術時間は何分が適切ですか?
カットのみで30〜40分、カット+カラーで90〜120分と幅があるとされています。平均値として80〜90分を採用し「1時間あたり0.7件」と表現する方法が一般的です。仮定の幅を示すことで推計の誠実さが伝わるとされています。
美容院の閉店率が高い業界であることを考慮すべきですか?
美容院は廃業率・開業率ともに高い業界とされています。フェルミ推定では現在の稼働店舗数を推計するため、開業・廃業の動態は直接考慮しなくてよいとされています。「現時点の稼働店舗数」と定義を明示するのが有効です。
推計値が実際の統計値と大きくかい離する場合、どう説明すればよいですか?
フェルミ推定では、仮定の誤りがどこにあるかを説明できることが評価されます。「アシスタントスタッフによる並行施術を考慮していないため1美容院の処理件数が過少」「利用頻度を低く見積もった可能性がある」など原因を特定する姿勢が重要とされています。
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