【フェルミ推定】日本のドラッグストア数を推定する【解法プロセス全公開】
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「日本のドラッグストアは何店あるか」は、コンビニや美容院と並ぶフェルミ推定の定番問題です。来客数ベースの需要型推計と、売上ベースのクロスチェックという2つのアプローチを組み合わせると説得力が増します。業界の大型化・チェーン集約という構造変化についての洞察も示せると高評価につながります。
アプローチ選択:需要型と売上型の2軸
ドラッグストア数を推計するには以下の2アプローチが有効です。
- 需要型(来客数):総需要(利用者 × 利用頻度)÷ 1店舗あたり年間来客数
- 売上型(市場規模):ドラッグストア市場全体の売上 ÷ 1店舗あたり年商
2つのアプローチで近い数値が出れば推計の信頼性が高まります。大きく乖離する場合は仮定の見直しポイントを探す手がかりになります。
Step1:来客数ベースの推計
日本の総人口1.24億人がどのくらいの頻度でドラッグストアを利用するかを推計します。
⚠️ 教育目的の推計例です。実際の数値とは異なります。
| 項目 | 仮定値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 利用人口 | 1.24億人 | 幅広い年齢層が利用(高齢者・主婦・若年層) |
| 利用頻度(月) | 2回 | 日用品・医薬品の補充サイクルを考慮 |
| 年間延べ来客数 | 約30億回/年 | 1.24億 × 2回 × 12か月 |
| 1店舗の1日来客数 | 約600人 | 朝〜夜の時間帯別来客を積み上げ(朝100・昼200・夕方・夜各150) |
| 1店舗の年間来客数 | 約22万人 | 600人 × 365日 |
推計店舗数:30億回 ÷ 22万人 ≒ 約1.4万店
Step2:売上ベースのクロスチェック
日本のドラッグストア市場の年間売上総額と、1店舗あたりの年商から逆算します。
| 項目 | 仮定値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 市場規模(年間売上) | 約9兆円 | コンビニ(約12兆)より少し小さい消費財流通 |
| 1店舗あたり年商 | 約5億円 | 大型店化が進み平均規模は600〜1,000m²程度 |
| 推計店舗数 | — | 9兆 ÷ 5億 = 約1.8万店 |
2つのアプローチの結果:来客型 ≒ 1.4万店、売上型 ≒ 1.8万店。推計レンジ:1.4〜1.8万店(中央値約1.6万店)と整理できます。
Step3:2アプローチの統合と推計まとめ
両アプローチで約1.4〜1.8万店という近い水準が出ました。これは推計が一定の一貫性を持っていることを示します。
最終推計:約1.5〜2万店
やや売上型の値が高い理由として、「来客数ベースでは週1以上来店する固定顧客の頻度を過小評価した可能性」が考えられます。ドラッグストアはポイントカードを軸に高頻度来店を促す業態であり、月2回という仮定を月3回に修正すると両者が近づきます。
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感度分析:来客数と客単価の組み合わせ
売上型アプローチで、来客単価(客単価)と年間来客数を変えた感度確認です。
⚠️ 教育目的の推計例です。実際の数値とは異なります。
| 1店舗年商 | 市場規模7兆円 | 市場規模9兆円(基準) | 市場規模11兆円 |
|---|---|---|---|
| 3億円 | 約2.3万店 | 約3万店 | 約3.7万店 |
| 5億円(基準) | 約1.4万店 | 約1.8万店 | 約2.2万店 |
| 8億円 | 約0.9万店 | 約1.1万店 | 約1.4万店 |
1店舗あたり年商の仮定が推計に大きく影響します。大型店(年商10億超)と小型店が混在するため、平均値の設定が鍵です。
参考値との比較と業界構造への洞察
日本チェーンドラッグストア協会の公表データでは、会員企業の店舗数合計は約2万店超(2020年代前半)です。本推計の1.5〜2万店と概ね整合します。
重要な業界洞察として:
- 大型化・チェーン集約が進行中:M&Aによる再編で上位10社が市場の8割以上を占める寡占構造になっている
- コンビニ(約5.6万店)の約1/3:ドラッグストアは商圏が広く(半径1〜2km)、コンビニより店舗数が少ない
- 調剤併設型の増加:調剤薬局機能を取り込んだ店舗が増え、1店舗あたりの来客数・単価が上昇傾向
面接でこうした業界トレンドに触れると、単なる計算問題を超えた業界理解を示せます。
面接での差別化ポイント
- 2アプローチを宣言する:「来客数型と売上型で推計して整合性を確認します」と冒頭で述べると構造的思考を示せる
- コンビニとの比較:「コンビニ約5.6万店の約1/3。商圏の広さの違いが理由」と相対比較を入れると説得力が増す
- 大型化・集約トレンドへの言及:「近年は大型化・チェーン統合が進み、1店舗あたりの年商は増加傾向」と業界動向を添える
よくある質問
ドラッグストアの利用頻度はどう設定しますか?
日用品・医薬品・化粧品を主な購入目的とすると、月2〜3回が現実的な平均値です。ポイントカード施策で週1回以上来店する固定顧客も多いため、「月2回を基本として高頻度層を別途考慮する」と説明すると精度が高まります。
コンビニとの店舗数の違いはなぜですか?
コンビニは半径500m程度の狭い商圏で即時購買のニーズに対応しているのに対し、ドラッグストアは半径1〜2kmの広い商圏でまとめ買いを前提としています。そのため1店舗あたりの商圏人口が多く、店舗数はコンビニより少なくなります。
1店舗あたり年商はどう決めますか?
現在のドラッグストアは大型化が進み、旗艦店では年商10〜20億円規模もあります。一方で小型店や地方店もあるため、加重平均で5〜7億円程度が妥当な目安です。面接では「大型化トレンドを踏まえて5億円で推計」と根拠を添えましょう。
市場規模(売上型)の推計値はどこから持ってきますか?
コンビニが約12兆円、スーパーが約20兆円という規模感を基準に、「ドラッグストアはコンビニより少し小さい消費財流通」と位置づけて7〜10兆円と推定するのが現実的です。
調剤薬局との違いは何ですか?
調剤薬局は処方箋に基づく医薬品調剤を主業務とするのに対し、ドラッグストアは一般用医薬品・化粧品・日用品の小売が主体です。近年はドラッグストアが調剤機能を取り込む「調剤併設型」が増えており、両者の境界が曖昧になっています。
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