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【フェルミ推定】日本のエレベーターは何台か?【建物タイプ別の積み上げで全プロセス解説】

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⚠️ 本記事の推計は教育目的の参考推計です。実際のエレベーター台数とは異なります。思考プロセスの学習を目的としています。

「日本のエレベーターは何台あるか?」は、建物の種類・フロア数・利用密度を組み合わせるフェルミ推定の良問です。本記事では「建物タイプ別の台数積み上げ」アプローチで全プロセスを解説します。

分解方針:建物タイプ別の積み上げで推計する

エレベーターは「どんな建物に設置されているか」によって設置基準が異なるとされています。建物を① オフィスビル ② 商業施設 ③ ホテル・旅館 ④ 集合住宅 ⑤ 病院・医療施設の5タイプに分類し、タイプごとに「建物数 × 平均台数」で積み上げるストック型アプローチを採用します。

推計式

エレベーター総台数 ≒ Σ(建物タイプ別の棟数 × 1棟あたりの平均台数)

Step 1:オフィスビル・商業施設のエレベーター数

オフィスビル

国内の大規模オフィスビル(10階以上)は主要都市を中心に約2万棟程度と仮定します。1棟あたり平均4台設置とすると、オフィスビルだけで約8万台となります。

商業施設(百貨店・ショッピングモール・量販店)

日本全国の大型商業施設は約3,000施設と仮定します。大型施設には多数のエレベーターが設置されており、平均6台とすると、約18,000台となります。

オフィス・商業施設 小計

2万棟 × 4台 + 3,000施設 × 6台 = 80,000 + 18,000 = 約98,000台

Step 2:集合住宅・ホテル・病院のエレベーター数

集合住宅(マンション)

国内のマンション(エレベーター設置義務がある6階以上)は推計で約100万棟超とされていますが、6階以上の棟数は全体の2割程度と仮定します。約20万棟 × 1.5台(平均)=約30万台となります。住宅用エレベーターが最大のカテゴリとなる見通しです。

ホテル・旅館

国内の旅館・ホテルは約50,000施設とされています。このうち中・大規模でエレベーターがある施設は半数の約25,000施設と仮定し、平均2台とすると約50,000台となります。

病院・医療施設

病院数は約8,000施設とされています。平均3台設置とすると約24,000台となります。介護施設を含めるとさらに増加しますが、ここでは病院のみで計算します。

住宅・ホテル・病院 小計

30万 + 5万 + 2.4万 = 約374,000台

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Step 3:合計の推計と計算

エレベーター総台数の推計

オフィス・商業施設:約98,000台

集合住宅・ホテル・病院:約374,000台

合計 ≒ 約47万台

サニティチェック(人口比アプローチ)

日本の人口約1.2億人に対し、エレベーター1台あたり250〜300人の利用者がいると仮定すると、1.2億 ÷ 250 = 約48万台。積み上げ法の推計と概ね整合しており、40〜50万台という範囲が妥当と考えられます。

結論と面接での発表例

発表例

「エレベーターを建物タイプ別に分類して積み上げます。最大のカテゴリは集合住宅で約30万台、オフィス・商業施設が約10万台、ホテル・病院が約7万台で合計約47万台と推計します。人口比でのクロスチェックでも約48万台と整合しており、日本全体では40〜50万台程度が妥当な範囲と判断します。」

参考:業界団体の統計では乗用エレベーター(人が乗るタイプ)は70〜90万台規模とされており、荷物用・エスカレーター等を含む全昇降機種では100万台超とされています。今回の推計47万台は「乗用エレベーターの主要カテゴリ」に限定しているためやや低めですが、戸建住宅用・工場向け・低層建物の低稼働台数等を加えると70〜90万台に近づく可能性があります。推計の構造自体は合理的であり、フェルミ推定としての思考プロセスの評価が重要とされています。

よくある質問

Q

集合住宅の棟数はどう仮定すべきですか?

A

国内のマンション・アパート総数は約700万棟超とされていますが、エレベーター設置が義務付けられているのは原則6階以上とされています。全体の2〜3割が6階以上と仮定する方法が一般的です。面接では「6階以上に絞った」という仮定の根拠を明示することが推奨されています。

Q

工場・倉庫のエレベーターを含めるべきですか?

A

工場・倉庫には荷物用エレベーター(リフト)が多数存在するとされています。面接の文脈によっては「人用エレベーターに限定」と定義を明示してスコープを絞るアプローチが有効です。スコープを明確にすること自体が評価ポイントとなる場合があります。

Q

サニティチェックで大きなズレが出た場合はどうすべきですか?

A

2つのアプローチで5〜10倍のズレが出た場合、仮定のどこかに問題がある可能性が高いとされています。ズレを認識した上で「どちらの仮定をより信頼するか」を述べ、合理的な範囲を示す姿勢が評価されやすいとされています。

Q

建物数はどのように推計すれば良いですか?

A

日本の建物総数は約6,000万棟超とされていますが、大多数は戸建住宅や低層建物です。「オフィスが集積する都市部の主要ビルは〜棟」という形でセグメントを絞って推計する方法が面接では有効とされています。

Q

エレベーター1台あたりの寿命・更新サイクルを考慮すべきですか?

A

フェルミ推定では通常「現在稼働している台数」を推計するため、更新サイクルを直接考慮する必要はないとされています。ただし「市場規模(製造台数)」を問われた場合は、総台数 ÷ 平均寿命(25〜30年)から年間需要を推計するアプローチが用いられます。

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