フレームワーク特性要因図フィッシュボーン

特性要因図(フィッシュボーン)の使い方

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特性要因図(フィッシュボーン・ダイアグラム)は、ある結果(特性)に対する原因を魚の骨のように分類・整理し、根本原因を探る品質管理の手法です(石川馨が考案、石川ダイアグラムとも呼ばれます)。問題の原因を「4M」などのカテゴリで網羅的に洗い出し、漏れなく原因究明するための型として、製造・サービス改善・ケース面接の原因分析で役立ちます。

この記事のポイント(TL;DR)

  • 特性要因図=結果(特性)に対する原因を魚の骨状に整理する原因分析の手法
  • 製造業では4M(Man・Machine・Material・Method)でカテゴリ分けするのが定番
  • カテゴリで網羅し、なぜを繰り返して根本原因まで掘り下げる

特性要因図の構造

図は「結果(特性)」を魚の頭に置き、そこへ向かう大骨(カテゴリ)・小骨(具体的な原因)を描く形をとります。

  • 背骨:右端の頭に「特性(解決したい結果・問題)」を置く
  • 大骨:原因の大分類(カテゴリ)を背骨から斜めに伸ばす
  • 小骨:各カテゴリの具体的な原因を大骨に枝分かれさせる
  • 孫骨:小骨の原因をさらに「なぜ」で掘り下げる
狙い:思いつきで原因を挙げると偏ります。カテゴリ(大骨)で枠を作ってから原因を埋めることで、特定の側面に偏らず網羅的に原因を洗い出せます。

4Mとカテゴリの設定

原因のカテゴリは、製造業では4Mが定番です。サービス業など対象に応じて柔軟に変えます。

4M 意味 原因の例
Man(人)作業者・スキル教育不足・手順の誤り
Machine(設備)機械・道具老朽化・メンテ不足
Material(材料)原料・部品品質ばらつき・仕様違い
Method(方法)手順・作業方法手順書不備・基準の曖昧さ

サービス業では「人・プロセス・システム・環境」、マーケティングでは「製品・価格・販促・流通(4P)」など、対象に合うカテゴリを設定します。カテゴリ自体がMECEに近いほど、洗い出しの網羅性が高まります。

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使い方の手順

  1. 特性を決める:分析したい結果・問題を明確に書く(例「不良率が高い」)
  2. カテゴリを設定:4Mなど、対象に合う大骨を用意する
  3. 原因を出す:各カテゴリで考えられる原因を小骨として挙げる
  4. なぜを掘る:小骨の原因をさらに「なぜ」で掘り下げ孫骨にする
  5. 根本原因を特定:影響が大きく対処すべき原因に絞り込む
注意:特性要因図は「原因の候補を網羅的に並べる」ツールです。並べただけでは結論になりません。最後に、データや検証で「本当に効いている根本原因」を特定し、打ち手につなげることが重要です。

Key Takeaways

  • 特性要因図は結果(特性)への原因を魚の骨状に整理する原因分析手法
  • 製造業では4M(Man・Machine・Material・Method)が定番カテゴリ
  • カテゴリで枠を作ってから原因を埋め、網羅的に洗い出す
  • 小骨を「なぜ」で掘り下げ、根本原因まで到達する
  • 並べて終わりにせず、データで根本原因を特定し打ち手につなげる

よくある質問

Q

特性要因図とロジックツリーの違いは何ですか?

A

どちらも原因を分解する点は似ていますが、特性要因図は4Mなど定型カテゴリで原因を魚骨状に網羅するのが得意で、品質管理や原因究明に向きます。ロジックツリーはより自由な分解で問題全般の構造化に使えます。原因の網羅性を重視するなら特性要因図が便利です。

Q

4M以外のカテゴリを使ってもよいですか?

A

問題ありません。4Mは製造業向けの定番で、4M+Measurement・Environmentで6Mに拡張することもあります。サービス業なら人・プロセス・システム・環境、マーケなら4Pなど、対象に合うカテゴリを選びます。カテゴリが対象を漏れなくカバーすることが大切です。

Q

原因をたくさん挙げた後、どう絞り込みますか?

A

影響度と発生頻度の観点で重要な原因に絞ります。データで裏付けが取れるか、対処可能かも判断材料です。多くの原因の中から「効いている根本原因」を見極めるために、パレート分析(重要な少数に集中)などと組み合わせると効果的です。

Q

ケース面接で特性要因図は使えますか?

A

売上減少や不良・クレーム増加など、原因分析が論点のお題で活用できます。「人・モノ・方法・環境」などのカテゴリで原因を網羅的に洗い出し、その中から最も影響の大きい根本原因を特定する流れは、漏れのない構造的な分析として評価されます。

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