フレームワークHow Might Weデザイン思考

How Might We(HMW)問い立ての方法

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How Might We(HMW=「私たちはどうすれば〜できるか」)は、課題をアイデアを生みやすい問いの形に言い換える発想法です。問題をそのまま「困った」で止めず、「どうすれば解決できるか」という前向きな問いに変えることで、チームの発想が広がります。デザイン思考で多用され、ケース面接の打ち手出しでも、論点を解ける問いに変換する武器になります。

この記事のポイント(TL;DR)

  • HMW=課題を「どうすれば〜できるか」という発想しやすい問いに言い換える手法
  • 広すぎず狭すぎない、ちょうど良い粒度の問いにするのがコツ
  • 1つの課題から複数のHMWを作り、発想の切り口を増やす

なぜ問いの形が大事なのか

同じ課題でも、問いの立て方でアイデアの出やすさが変わります。

問いの形 発想のしやすさ
問題の指摘「解約が多い」行き止まり感がある
HMW(前向きな問い)「どうすれば顧客が使い続けたくなるか」アイデアが出しやすい
3語の意味:How(実現可能性を前提に方法を探す)/Might(断定せず可能性を広げる)/We(チームで取り組む)。この3語が、否定や制約でなく「広く前向きに考える」姿勢を作ります。

良いHMWの作り方

HMWは粒度が肝心です。広すぎると漠然とし、狭すぎると答えを限定してしまいます。

粒度 問題点
広すぎ「どうすれば売上を上げられるか」漠然として切り口が定まらない
狭すぎ「どうすればクーポンを配れるか」答えを一つに限定している
ちょうど良い「どうすれば初回客が2回目も来たくなるか」焦点があり発想も広がる

コツは、1つの課題から複数のHMWを作ることです。「ペインを減らす方向」「ゲインを増やす方向」「障害を取り除く方向」など、切り口を変えた問いを並べると、発想の幅が広がります。

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課題からHMW、アイデアへの流れ

  1. 課題・インサイトを把握:共感マップなどで顧客の痛み・望みを掴む
  2. HMWに言い換える:その課題を「どうすれば〜できるか」に変換する
  3. 切り口を増やす:1課題から複数のHMWを作る
  4. アイデア発散:各HMWに対してブレストでアイデアを出す
  5. 収束・選定:出たアイデアを評価し、試すものを選ぶ

HMWは「課題理解」と「アイデア出し」をつなぐ橋です。良い問いを立てられれば、その後のブレストの質が大きく変わります。

Key Takeaways

  • HMWは課題を「どうすれば〜できるか」という前向きな問いに言い換える手法
  • How・Might・Weの3語が、広く前向きに考える姿勢を作る
  • 広すぎず狭すぎない、ちょうど良い粒度の問いにする
  • 1つの課題から複数のHMWを作り、発想の切り口を増やす
  • 課題理解とアイデア出しをつなぐ橋で、良い問いが発想の質を決める

よくある質問

Q

HMWはどんな場面で使いますか?

A

顧客の課題を把握した後、解決アイデアを出す前の段階で使います。デザイン思考のワークショップや新サービス開発のブレスト、業務改善のアイデア出しなどが典型です。課題を発想しやすい問いに変えることで、その後のアイデア出しが活性化します。

Q

良いHMWと悪いHMWの違いは何ですか?

A

粒度と方向性です。広すぎると漠然として切り口が定まらず、狭すぎると答えを一つに限定してしまいます。また「どうすればクーポンを配るか」のように解決策を含んでしまうと発想が狭まります。課題に焦点を当てつつ、複数の答えがあり得る問いが良いHMWです。

Q

1つの課題からいくつHMWを作るべきですか?

A

決まった数はありませんが、3〜5個ほど切り口を変えて作ると発想が広がります。ペインを減らす方向、ゲインを増やす方向、前提を疑う方向など、視点を変えた問いを並べると、一つの問いでは出なかったアイデアが生まれます。

Q

ケース面接でHMWはどう役立ちますか?

A

打ち手を考える局面で、漠然とした課題を「どうすれば〜できるか」という解ける問いに変換できます。「売上が落ちている」を「どうすれば離反客を呼び戻せるか」と問い直すと、具体的なアイデアが出しやすくなり、構造的に打ち手を展開できます。

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